カイゴのお隣さん

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ケアプランデータ連携システム始動?!

2023年4月からいよいよケアプランがデータでやり取りできる時代に突入。

ケアプランデータ連携システム開始!!!

いざICT化!

・・・・・と呼ぶにはまだまだか。

とっかかりとしては評価しましょう!

 

だってもともとは介護支援専門員の担当数にきびしい上限がなかった。個人によっての差が大きかったそんな覚えがあります。

 

うすぼんやりと確かそんな気がしてます。

 

ボランティア精神=福祉精神=人助けをお金に変える事への抵抗があった時代だったか。

収入を考えれば担当数は多く持ちたい経営面

多く担当してるけどキャパオーバー

 

ケアマネジメントで利用票にいただく確認印をもらうために奔走するケアマネ業務を称して

スタンプラリー

という名言が生まれる始末。

 

その経緯から質の向上のために基準担当数を設け、超えた分は1単位を減らすことに。
そのまま時が流れ・・・

 

ここにきて深刻な介護職不足と同じように介護支援専門員も足りない

足りないというよりも・・・増えない。

 

介護保険のスタートの2000年に資格を取った介護支援専門員が30歳~40歳とすれば2023年時点で50代半ばから60歳。定年や第一線を退き全体の担当数は減少するよね。


若い人は「24時間待機」「研修が多い」「間に挟まれて大変そう」で、コスパが悪い業務だと知ってしまい、人員の底上げに失敗の平成後半。

 

そこで厚労省

「いや~、40人未満と言ったけどね、事務処理を請け負ってくれる人がいれば45人まで良いよ」と言う。

 

担当数が多いから減らしたのにまた戻すんかーい

 

事務員を雇う費用と自分たちのケアマネジメント量が増えることを天秤にかけて増やす事業所は多くなかったんじゃないからなのか

次は

「ケアマネがしんどいって言う書類を便利にしましょう」


それがケアプランデータ連携システムです。

 

少し説明
↓↓
【連携システムで想定される良いポイント】 

事業所がケアプランを送付する ために掛かる費用の削減が見込める、とのこと。

  • 人件費の削減※事務員さんがいる事業所
  • 印刷費の削減
  • 郵送費の削減
  • 交通費の削減
  • 通信費(FAX)の削減 

(人件費削減を考慮した場合) 

約81万6千円/年の削減 
(人件費削減を考慮しない場合)

約7万2千円/年の削減 ※ケアプラン連携効果の推計

 ※調査研究のアンケート結果から試算した 全国平均の見込み金額であり、削減費を確約 するものではありません。 

【コスト削減による相乗効果】※ツッコミどころもあります

  • (募集してもなかなか来ないけど)介護人材の新規確保
  • (書類業務が嫌で辞める人は少ない気がしますが)介護人材の定着率向上 
  • 事業所環境の維持費、改善費 の割当額の増加
    なお、システム使用料に年間21,000円がかかるそうです。毎年21,000円。
    インク、用紙、切手、封筒などの費用が1,750円/月以上であればお得。
    94円郵便を19事業所に送れば切手だけで1,750円は超えます

それ以外にもサインの入った計画書などの書類はPDFで添付できるようになっている。『〇〇日は受診で休み』などのメッセージも添付できる仕様


そうなるとなんでもかんでもPDF化できるスキルは必要になってきますねぇ

それではまた詳しくは別の機会に。